プリズミック通信
2025.06.20
蛍光灯廃止に伴うLED化推進に関して
蛍光灯の2027年問題について既にご存知の方も多いかと思いますが、2027年末をもって蛍光灯の製造及び輸出入が禁止となります。
今回は蛍光灯製造中止の背景や影響、LED化推奨に関してご案内いたします。
■ 蛍光灯廃止の背景とその影響
2023年10月末、スイスにて行われた「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」にて、直管蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止することが決定されました。
蛍光灯に使用される水銀が環境や人体に悪影響を及ぼすとして、2018年に一部の蛍光灯の製造と輸出入が、2020年には水銀灯の製造と輸出入が禁止されるなど、既に規制がなされております。
それに加え、2023年に直管蛍光灯の製造と輸出入の禁止が決定され、一般照明用のすべての蛍光灯の製造が終了することとなりました。
これらの決定により、多くのメーカーが2027年末までに全種類の蛍光灯の製造を中止すると発表しています。
これに伴い、蛍光灯の流通が減少し、品不足や現在使用している蛍光灯の交換・修理にかかる費用の高騰が予想されます。(現在設置されている物の使用が禁じられるわけではございません。)
■ LED照明への交換推奨
蛍光灯の製造終了を受け、政府はLEDなどの高効率照明が、2030年までに ストック(設置)で100%普及することを目標とし、LED化を推進しております。
LEDは蛍光灯に比べて消費電力が少なく電気料金を安価に抑えられること、また蛍光灯より寿命が長く管球交換の頻度が減るなど、メリットが多数ございます。
これらの背景により、オーナー様のご所有の物件で蛍光灯の使用があった際、原状回復時や故障、修理時などにLED照明への交換を推奨させていただいております。
交換のご希望やご相談などありましたら、リフォームチームまでお気軽にお問合せください。
《本件に関するお問い合わせ》
リフォームチーム ︓ reform-contact@prismic.co.jp
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