イベント「Meets217-Vol.4 ジオ－グラフィック・デザイン・ラボ－前田茂樹－ 展」

「関西若手建築家展覧会シリーズ Meets 217」は、建築家の芦澤竜一と平沼孝啓が、地元（大阪）で開催してきた建築レクチュアシリーズ 217［ nie - ichi - nana ］の2010年度ゲスト若手建築家5組による連続の展覧会です。

この8月に竣工したリクルート関西ＲＥＧＯプロジェクトの受付応接スペースと、バングラディッシュのサイクロン・シェルター設計競技を展示します。
2つのプロジェクトは場所、規模、内容は異なりますが、前者は、自然光を最大限に取り込む、ポリカを間仕切り素材として使用したオフィス空間であること、 また、後者においては、発展途上国における、シェルター建設の必要性やソーシャルデザインの在り方等、ジオグラフィック・デザイン・ラボの目指す方向性を 提示します。

【関連シンポジウム（研究会）】

「社会基盤と建築における国際協力の新しい在り方」
日時：9月19日(月)
場所：東京大学本郷キャンパス 工学部

本研究会では、日本人がこれから行うべき国際協力の新たな在り方を模索することを目的として、社会基盤、建築、デザイン、政策、ビジネスなど、様々な専門領域を持つ実務家や研究者を複数名お招きして、東京大学の当該分野を専攻する学生とのディスカッションを行います。

第1部：
東京大学社会基盤学科で「適正技術、BOPビジネス、世界を変えるデザイン」に関する少人数セミナーを担当された本田利器氏による概論と、バングラデ シュ・サイクロンシェルター国際設計競技で設計者に選ばれた前田茂樹氏による自身の設計案と今後の展望についてプレゼンテーション。

第2部：
社会基盤と建築分野のこれからの国際協力の在り方のディスカッション。（グループワーク形式）

本田利器（東京大学大学院 社会基盤学専攻 准教授）
1968 東京都生まれ
1991 東京大学 工学部土木工学科 卒業
1993 東京大学大学院 工学系研究科 土木工学専攻 修士課程修了
1993 建設省 土木研究所 地震防災振動研究室 研究員
1997 京都大学 防災研究所 耐震基礎分野 助手
2002 ジョーンズ・ホプキンス大学 客員研究員
2005 東京大学大学院 工学系研究科 社会基盤学専攻 准教授
2010「適正技術、BOPビジネス、世界を変えるデザイン」に関する少人数セミナーを行う

前田茂樹（ジオ-グラフィック・デザインラボ）
1974 大阪府生まれ
1998 大阪大学 工学部 建築工学科 卒業
2000 東京藝術大学 美術研究科 建築専攻 中退
2000 Dominique Perrault Architecture
2008 前田茂樹建築設計事務所 設立
2010 GGDL共同設立
2011 バングラデシュ・サイクロンシェルター国際設計競技の最終設計案に選ばれる

小島成輝（東京大学大学院 建築学専攻 修士1年）
1986 徳島県生まれ
2008 パリ・ラヴィレット建築大学　交換留学生
2009 大阪大学 工学部 地球総合工学科 環境工学科目 卒業
2009 前田茂樹建築設計事務所にてインターンシップ（ノルウェー・オスロの国際設計競技）
2010 大阪大学大学院 工学研究科 環境・エネルギー工学専攻 中退
2010 東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 入学
2011 バングラデシュ・サイクロンシェルター国際設計競技に参加

王暁宜（東京大学工学部 社会基盤学科 4年）
1988 中国・四川省生まれ
2007 中国重慶市南開高校 卒業
2008 東京大学教養学部理科Ⅰ類 入学
2010 東京大学工学部社会基盤学科 進学
2010 本田利器先生の少人数セミナーに参加

青木翔平（東京大学大学院 航空宇宙工学専攻 修士2年）
1986 鳥取県生まれ
2009 東京大学工学部 航空宇宙工学科 卒業
2009 東京大学大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻 入学
2010 bracNet社（バングラデシュのインターネットプロバイダ）にてインターンシップ （農村でのインターネットカフェを利用した教育ビジネスに関する調査）
2011 開発途上国における適正技術の設計・製造支援に関する研究に取り組む

主催：東京大学有志学生（小島成輝、王暁宜、青木翔平）
問い合わせ先：小島成輝　naruki.kojima@gmail.com